店長・重政の読書日記

本屋ほど楽しい商売はない。これで儲かれば最高。でも世の中そんなに甘くない。

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サンフレッチェ 2002,11,30
2週続けて昼間テレビでJリーグのサッカーを見た。残念ながら広島の降格が決まってしまった。1年で返り咲いて欲しいがどうだろう。ジュビロが高原が海外に出て、広島が降格したら久保を取りにいくとかいう記事もあったし。
実はカープファンではない私だが、サンフレッチェは相当に好きだ。寂しい。J1でも客が入らなかった広島は大丈夫だろうか。

『買ってはいけないPart2』 2002,11,29
北朝鮮の拉致問題で、男を下げた(表現が変かな)週刊金曜日から『買ってはいけない2』が発売になりました。 萬生堂の入荷は5冊だけですが。
3年前のは、2百万部近く売れたけど、今回はダメでしょう。目新しさがないし、1,000円だして買う価値はないような気がします。でも、それなりには売れるのかな。まだ1冊も売れてないけど追加を手配するべきか、迷ってます。 

 出版社のHPから抜粋 

『買ってはいけないPart2』   2002年11月28日刊行

定価 1050円(税込) 体裁 A5判 192頁 雑誌コード 22936−11/28

195万部を突破した『買ってはいけない』から3年、企業によるニセ表示事件が相次ぎ、消費者の企業への不信感・商品の安全性に対する関心は益々高まっている。
読者からの要望に応えて、第2弾刊行。

【主な内容】
◆ 『買ってはいけない』商品
食べもの・飲みもの・洗剤・化粧品・雑貨・くすり・たばこ


忘年会 一発目。 2002,11,28
本日、今年始めての忘年会です。話題は、まずお決まりの不景気の話からかな。
仕方なく仕事に燃えてる現状の為か、出席する忘年会の数がメッキリ減りました。

今年もあと5週間しかない。なんか焦るな。

2次会は、お洒落なショットバー『さくま』へ。美味しいお酒があって、話ができれば女性はいらない、そんな、おじさんです。
若マスターのルックスと細い指が絵になってます。


本日休刊です。 2002,11,27

ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ) 2002,11,26
今日の新聞で見つけたんだけど、来年、白水社から『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹訳版がでるそうです。好きな曲がアレンジと歌手を変えて、でるみたいな感じで、興味深々です。
一気にではないだろうけど、間違いなく100万部級のロングセラーになるだろうな。



いつ見ても村上春樹の顔って、ネズミっぽいですよね。そういえば、初期の作品にネズミってあだ名の登場人物がいたよな。



探し物。 2002,11,25
今日一日を探し物に費やしてしまった。
それでも出てこない。私の働いてる時間の5%ぐらいは、何かを探してる時間なような気がする。決算をするのに必要なものがない。捨てるわけないものだし、絶対どこかにあるはずだ。
あー情けない。こんな私向けの本、ちょっと前に出てたよな と思って店の棚を見たが、これも見つけれない。3冊仕入れたんだけど、売り切れてるのに気付かなかったようだ。取り寄せて読もうかな。

本日休刊です。 2002,11,24

中学生の万引きに思うこと。 2002,11,23
10代前半の子どもの万引きは、麻疹(はしか)のようなものだと思う。私も憶えがあるし。私は運良くか悪くか、わからないけど、捕まらなかっただけで。そのうちに大抵の子がヤメるものだと思う。

もし、子どもが捕まって店屋や警察に、行かなければならなくなった時の、親の対応の仕方に、お願いがある。絶対に子どもの前で、金を払えばいいんだろ。とか、子どもが欲しがる物を目が届かないところに置いとくほうが悪い。とか、うちの子は盗るつもりはなかった、無意識にポケットに入れただけだ。という自分の子は悪くないという態度だけは、ヤメて欲しい。
(こんな親、数人にあたって、小学3年生以上の子どもを捕まえたら、迷わず警察という事にした。そういうと失礼だが、どんな人が来るか、わからない親を呼ぶのは、こっちも怖い。店は被害者でしかなく、子どもや親に意見する立場ではないとも思うし。)

親は大げさなぐらいに、深々と頭を下げて謝るぐらいのことを、子どもに見せてほしい。親が怒るより、自分がしたことで、親がこんなに頭を下げて謝ってるんだ。という姿を見せることが、子どもに、事の善悪を教えることになると思うのだが。
一度捕まっても、またやる子は、親の対処に問題があるからじゃないかな。

本屋には、つきものだけど。 2002,11,22
久々に万引きを捕まえてしまった。 男子中学生の6人組。本来、犯罪として立証しようと思うとポケットに入れただけでなく、店の外に出てから捕まえるべきなのだが、6人組だし、逆上されて私が怪我をするのもイヤなので、店内で、『ビデオに写ってるぞ。ポケットの中の本を出せと』声をかけた。胸ポケットに入っていたが、全く詫びようともしないし、6人組だし、私一人では対応できないので、前の交番の所長さんに来てもらった。 交番が歩いて15秒でホント良かった。
私に対してだけでなく、オマワリさんに対してもフテブテしい態度をとるのに驚いた。

まだ、血圧が上がっているような感じで、胃が痛い。私は気が短いが、気が弱い。万引きは絶対に許せないが、精神的な疲労を考えると、コミック数冊なら、捕まえたくない。とすら思ってしまう。

月曜日の天声人語で紹介された本。 2002,11,21
朝日新聞の天声人語の11月18日版に載っていた本が店に並んでたので読んでみました。
不景気のためか一年間に3万人の人が自殺していて、しかも働き盛りの男性が多いいそうです。肉親を自殺で失うことにより大きな心の傷を受け、それをカミングアウトできないで苦しむ気持ちが、一人一人の手記から伝わってきます。
あしなが育英会で、手をさしのべる必要のある子が、どんどん増えてるのに、運営資金は不景気と低金利で底をついてるという現実があるようです。読むと必ず目頭が熱くなります。
自分が一番かわいい私でも、ちょっとだけ、できることをしようかな。と思ってしまいました。

    サンマーク出版刊   『自殺って言えなかった。』 1,300円

本日休刊です。 2002,11,20

ゴーマニズム宣言のなかの一文 2002,11,19
『アメリカは歴史の蓄積としてのルールがない人工国家である。従って、自然な愛国心がないから、外に敵を作って団結するしかない。日本やヨーロッパとは異質なのだ。』

こじ付けの理屈に思えますが、ちょっと気に入りました。こう考えるとわかりやすいですよね。安直過ぎるかな。

次男を公開。 2002,11,18
生まれてから1ヶ月経ってなんとか人間らしくなってきたので、次男『紘洋』の今日撮った写真を公開します。まだ見えていない目で、鼻の穴が全開ですが、まー人に見せて恥ずかしくない顔かな。二人目はどこも、そうだと聞きますが、長男に比べて、見るからに強そうです。
親バカ日記で、すみません。

それなりに売れる『ゴーマニズム宣言』 2002,11,17
新ゴーマニズム宣言の12巻が萬生堂にも5冊入荷してました。
一時ほどではないですが、根強く売れてます。これだけ読んで、世の中を理解したと思ってる人と、私はお友達になりたくないですが、こういう考え方もあると思って読むと面白いです。
でも、小林よしのりって絶対選挙に出ないほうがよさそうですよね。しがらみのない所で吼えてるのが、魅力ですよね。
今の世の中、なんとかしなきゃいけないと思ったら、どうしてもこっちに行っちゃうのが容易なのかな。民主党と社民党は、早く解散したら という状態だし。共産党というわけにはいかないだろうし。
私もイデオロギーは、置いといて小沢一郎に期待しようかな。石原慎太郎よりは、よっぽど魅力があると思うんですが、変かな。

本日休刊です。 2002,11,16

朝読の講演会 2002,11,15
神辺東中学校であった大塚笑子さんの講演会に著作の本の販売に行った。
出してる出版社がメディアパルというトーハン(本の卸屋)の関連会社なので著者⇒メディアパル⇒トーハン⇒萬生堂にきた話なので売れなくても責任はない。
気が楽だったけど、予想以上に売れなかった。
これじゃ一人あたりの時給200円だよ。とほほ。

昨日の続き。 2002,11,14
法人会のホームページを見たら、企業経営者から自発的に誕生した団体だとは書いてあった。
自己啓発や福利厚生を除いたら、活動目的は国に対して、中小企業が存続できるように税制改革を求めるということにあるらしい。 もっともらしいことが書いてあるが、どうもイメージが悪いな。

法人会ってなに? 2002,11,13
数年前、年に5千円だか会費を取られて、使わないダイアリーを1冊くれるだけにしか思えなかったので、やめさせてもらえるのかと聞いたら 脱会は、できます と言うので萬生堂はヤメた法人会。
最近、テレビでCMしてるのを見た。菊川怜が法人会に入りませんか。と言ってるCMなのだが、会員から集めた会費の一部が、会員を増やす為のCM料に、なっているのかな。
商工会・商工会議所・同友会みたいに会の目的もみえてこないし、なんの為の存在してるんだろう。とっても疑問だ。運営してる大元はどこなんだろう。役人の天下りの為だったりして。(単なる私の想像です。違ってたらゴメンなさい。)

五木寛之の入門書。 2002,11,12
ここ数年、一番コンスタントに売れてる作家、五木寛之の新刊を読んでみた。
実は昔、小説を読んだぐらいで生きるヒント以降の、この手のは始めて読んだ。どうも年寄りが読む本のような気がして。毛嫌いしていた。
見開き2ページの話が100篇 なかなか好い。売れるわけだ。30篇まで読んだが、後は大事にトイレで1日、1篇づつ読もう。

     『情の力』  講談社刊  1,500円  在庫10冊ぐらいあります。

本日休刊です。 2002,11,11

山の色 2002,11,10
自宅の窓から見える黄葉山の色が変わりました。まさに黄葉山です。
10月21日の日記と比べて見てね。

梁石日の新刊 2002,11,9
なぜか解放出版社から、梁石日の新刊がでました。本の帯にある通り、間違いなく問題作です。映画で言うとR指定というのになりそうな話です。これを一気に読んだというのは、人に言うとちょっと恥ずかしいかな。良く言えばハードボイルド、ちょっと懐かしの大藪春彦の感じもあるかな。悪く言うと、性的嗜好を疑われるエログロ小説。タイの裏側の話です。でも、これぞ梁石日という世界です。人身売買・児童売春・臓器売買、とんでもない話です。でも前作の『終りなき始まり』よりは、よっぽど小説としてはいいです。

          『闇の子供たち』 解放出版社刊 1,800円

アンチ、アメリカ 2002,11,8
こんな本が売れてるということは、アメリカ嫌いは私だけではないということですよね。
安心しました。
特に柏書房の『アホでマヌケなアメリカ白人』はお薦めです。コミカルな表紙どおり軽い文章ですが、本質をついてるんじゃないかな。

NHKクローズアップ現代〜作家VS図書館〜  2002,11,7
知り合いの本屋さんがメーリングリストで教えてくださったので、今日のクローズアップ現代、ビデオを取って見たのですが、作家さん程ではないけど、本屋にとっても公共図書館が、無料の貸し本屋化してるのは、面白くないことです。
萬生堂のような本屋にとって図書館は、大切なお客さんですが、例えば、今からハリーポッターの5巻を予約しとけば、発売日の翌日にはタダで読めるなんてことは、サービス過剰だと思います。

ある特定の人しか必要としない専門書よりは、一般の人が読みたいベストセラーを複本で置くのが、正しいという理屈もあるとは思いますが、図書館があまり利用者に媚びをうるようなことをするのは、公の民間への圧迫としか思えません。番組のなかで言ってたベストセラー本は、発売日から1ヶ月ぐらいは貸し出し禁止というのに賛成します。
半年ぐらい前に、「町立図書館にリクエストするから、この本をハネといて」と店の本をレジに持ってきたおじさんがいたな。それは困ります。と言ったら、「売上に貢献してやるのに、なにがいけんのな。」と言われました。これって違いますよね。   

    NHKのホームページの番組の予告より

ベストセラーをめぐる攻防
〜作家VS図書館〜

作家・出版社と図書館の間で、激しい論争が起きている。
ベストセラーの大量購入で数億円の売上が阻害されているとする出版社側(「模倣犯」の貸し出し数は、全国で20万件)、対して図書館側は公共性を理由に反論している。自治体の財政難で予算削減が続く中、利用者増を図るためのリクエスト制度で、「知の殿堂」から「ベストセラー重視」へと変質した図書館。今、そのあり方が問われている。東京都や神奈川県では、各館のネット化を進め、それぞれをビジネス支援などの専門分野に特化するなど、図書館改革の動きも始まった。
読書の秋、これからの図書館のあるべき姿を考える。
(NO.1659)
スタジオゲスト: 糸賀 雅児さん(慶應義塾大学文学部教授)



本日休刊です。 2002,11,6

キャノン対ゼロックス 2002,11,5
久しぶりにNHKのプロジェクトXを見ました。カメラメーカーだったキャノンが、ゼロックスの特許に守られた普通紙複写機に挑戦する話で、仕事をしながら見てたのに、思わず見入ってしまった。そういえば、今でも萬生堂に、「ゼロックスしてくれ」と言って来るおじいさんが、たまにいます。コピー=ゼロックスというぐらい独占だったんですよね。
完全オリジナルの製品ではないけど、特許の網を掻い潜って本家より優れた物を作る。これぞ、日本人の力ですよね。 キャノンの技術を100万ドルで買ったアメリカの大手事務機メーカーってどこだろう? 思い浮かばないな。言われると、そうかと思う名前かな。気になるな。

石原慎太郎の新刊 2002,11,4
石原慎太郎の新刊がでます。いかにも石原慎太郎らしいタイトル・内容のようです。商売を考えると、勿論売れて欲しいですが、私個人の思いとしては、ちょっと勘弁してよ。な話みたいです。萬生堂には11月7日に、15冊入荷します。 おそらく話題の本になるんだろうな。
売り切れるでしょうから、お好きな方はお早めに。
『日本よ』石原慎太郎著 扶桑社発行 本体価格:1238円
ISBN: 4-594-03765-8 発売日:2002.11.5

出版社のPRコピーは
『国家危急存亡の時に、あるべき姿を解き明かす日本再生の書 祖国よ、目覚めよ! 』だそうです。


酔っ払い日記。 2002,11,3
2日続けて夜中に酔っての日記になってしまった。
明日からは、ちゃんとした読書日記に戻りたい。
かんなべウッドフェスティバル2002、今年も大盛況でした。推定来場者数9,000人、車が止めれなくって帰った人が500人ってとこでしょうか。私は、車が身動きできなくなって、憤慨してる人への、お詫びに疲れました。 

神辺ウッドフェスティバルの前夜祭。 2002,11,2
今日は、ほとんど仕事をせずに終日、イベントの準備の一日だった。
働いてもらってる人に感謝。 寒かったけど、美味しい酒が飲めた。

料理の下ごしらえ 2002,11,1
11月3日の神辺ウッドフェスティバルの前夜祭で、ふるまう料理の下ごしらえに、燃えてしまった。私の担当は、バーベキュばかりでは面白くないと、お好み焼きの鉄板を使ってのステーキに、なった。お肉だけだと、いくら上等の肉でも、美味しそうに見えないので、キャロットを、面取りして、形良くして、バターで炒めて、砂糖と塩と白ワインで味を付けたのを、付け合せ用に作った。あとは、ポテトフライとクレソンで完璧だ。学生の時の、料理屋でのバイトは一生、役に立つ。付け合せの人参といえども、手間ひまをかけてしまった。残さず食べてほしい。

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