店長・重政の読書日記 |
本屋ほど楽しい商売はない。これで儲かれば最高。でも世の中そんなに甘くない。
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| マイノリティー哀感。 | 2005,9,28 |
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| 神の島・宮島。 | 2005,9,27 |
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先週末の叔父の葬式で聞いたことだが、宮島には、お墓というものがないそうだ。 島自体が神様というとこで、葬式も島のなかではおこなわない慣わしで、対岸の廿日市の葬祭場のようなとこで千年も前からおこなってきたとのこと。 当然、宮島には火葬場もない。島のなかで亡くなられたら、ご遺体を運び出す専用の船着場があって、対岸に運ぶ。骨になっても島に帰ることはないらしい。 暮らしてる人にとっては、当たり前のことなんだろうけど、外部の者にとっては、びっくりな話だ。
有名な観光地で、広島市内からも近いわりには、人口の減少で困ってるそうだが、そんなこともあって、縁のないの人は移り住みにくいとこなんだろうな。 良く言えば、『伝統文化を守る格式高い島』という感じだろうか。
伝統を守ることと、人口減に歯止め。両立させることは難しそうだ。
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| 喪主の挨拶。 | 2005,9,24 |
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親父の妹のご主人(つまり義理の叔父さん)の葬儀が廿日市であり、香典を6つも持って一人で出かける。片道130キロ。昨晩のお通夜を合わせて2往復、運転するだけで疲れました。 私の家から50年以上前に宮島に嫁いだ叔母さんと10年以上は会ってない年の離れた従兄弟以外は面識のある人は全くいない。なんとも居心地が良くない立場の葬式でした。
不謹慎なようですが、自分が喪主になる時には、なにを喋ったらいいのやら。などと考えながら参列させてもらいました。
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| 相変わらずの政治ネタですみません。 | 2005,9,22 |
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| どうもズレてる。 | 2005,9,8 |
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仕事を含めて、身の回りのことが、上手くいかない先が見えない状態で、ただでさえ気が滅入りそうなのに、テレビや新聞の選挙の結果予想を見ていると、更に気持ちが沈んでいく。 自分の考え方、ものの見方には、それなりの自信があるつもりなのだが、今の世の中の多くの人とはズレてしまっているんだろうか。 そんなつもりはなくても、教科書を扱ってる本屋なんて、既得権の上に成立ってる仕事を、生業にしてると、気づかないうちに、郵便局の職員さんのような感覚でしか、この選挙を、見れてないということなんだろうか。
考えると、余計気が滅入るのでやめて、ニュースで気になったことを二つ書きます。
ひとつは、昨年の9月に栃木県での同居人の子供二人を川に投げ込んで殺した男に死刑判決というニュース。 名前が自分と同じからでもないけれど、この事件、一番責任を問われるべきなのは、2人の男の子の父親で、下山容疑者には、少し同情的な見方をしていた。 中学生の時に、暴走族の先輩だったという、子供を二人を連れておしかけてきた男と出会いさえしなければ、真っ当な人生がおくれたのではないかな。と思えて。
人間として、絶対に許されない、生きた幼児を川に投げ込むという犯行だけをみれば、間違いなく死刑が妥当なんだろうけど、出て行って欲しい と言いたくてもいえない、絶対の上下関係のある男に対しての、怒りが、その分身にもみえる子供に向くのは、わりと、ありがちな心理に思えるんです。親が横柄なものの言い方をしてると、幼い子も、きっとそれを真似た言い方を、下山容疑者に、対してしてたんだろうし。
覚醒剤で心神喪失状態というの考慮しないでも、無期懲役ぐらいには減刑してあげて、その分は、覚醒剤で刑務所に入ってるであろう、父親の方の罪を重くすればいいのにと、思えていけません。 これも、私がズレてるのかな。
もうひとつは、ブッシュ大統領の母親が、ニューオリンズの被災者に対して 『ここにいる大多数の人はどちらにせよ恵まれていなかったんだから、これでも、彼らにとっては十分なのよね。』と言ったというニュース。 これって本当なんでしょうか。この言葉だけで、判断するのどうかと思うけど、これは、大統領本人ではない母親の発言とはいっても、凄い物議をかもしそうな話ですよね。 元ファーストレディで、現大統領の母親という立場は、日本で考える以上に公人といえそうだし。 アメリカ国内では、報道に圧力がかかってるんでしょうか。この発言に対する被災者の怒りの声とか、あまり聞こえてきませんが。
”And so many of the people in the arena here, you know, were underprivileged anyway, so this (she chuckled slightly) this is working very well for them." Barbara Bush ( President Bush's Mother)
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