店長・重政の読書日記

本屋ほど楽しい商売はない。これで儲かれば最高。でも世の中そんなに甘くない。

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年寄り騙し。 2007,6,30

私も味方です、気持ちだけは。 2007,6,22

気分はもう戦争。 2007,6,20
開いてくださる皆様、怠慢な更新ですみません。


2・3日前の朝日新聞の記事で読んだ話なのだけど、今あまり恵まれてるとはいえない状態にある若者の中には戦争が起きればいいな。と思っている人が少なからずいるそうだ。

『生きさせろ!難民化する若者たち』などの著者で最近、知名度が上がってきた雨宮処凛さんなんかが言ってることで、いくら真面目に働いても、結婚して子供を育て家を買うというようなことはできそうにもないと悟った彼等が望むことは、格差といわれるようなものが固定化されている、今の世の中の仕組みが根底から壊れること。それが起きるためには日本が攻めていくのではなく、侵略される戦争が起こればいいと。
マック難民といわれる状態であえいでる人が、そう考えるのもわかるような気もしますよね。

今の政治のままではダメだと考える人が増えればいいな、と思ってしまいます。


こんな
キワモノ本が売れてるのも、世の中にそんな空気があるからなのかな。

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ブックオフの会長が書棚の会社・丸善からリベートを受けたいたのは、もっと社会的批判をうけることだと思ったのだけど、今日はもう株価は上がっているというから、商売敵だと思ってる私が考えるほどのことではないということで終ってしまいそう。
新聞に書いてあるのではなんのことかわからないのでわかりやすく書くと、

フランチャイズで店を出す会社に本来4500万の書棚をメーカーとぐるになって5000万で売って、坂本会長の個人会社が500万のリベートを受け取っていて、その合計7億円以上にもなるという話。

これって、倫理的にはいけないことだけど、法的には問題ないということになるのかな。納得いかないな。

神辺版石景山遊園地。 2007,6,9
雑誌の配達をしていて、こりゃないよ。というなんとも間抜けな権と八のような看板を見つけた。オープンしたばかりのコインランドリーが、勝手にキャラクターに使っているみたい。
途中辞めした神辺町商工会青年部の保有するキャラクターで、著作権登録もできてないままのはずだから、私が文句を言える筋合いではないのだけど、思い入れだけはある。

地元で使ってもらえるのは、ありがたいことと思いたいのだが、これじゃぁ中国の遊園地のドラえもんみたい。目立つとこだし、なんとかしてほしいな。

多忙な日。 2007,6,5
一昨日、昨日と書店組合の旅行で留守にしていたので、今日はしないといけないことがテンコ盛り。
めずらしく朝5時には仕事開始。
午前中に弁護士さんのとこに行かないといけないし、午後には高校に出向いて問題集の販売も。

旅行がどうだったかは、落ち着いてから昨日のとこに書く予定です。

平均年齢61、5歳の本屋の旅行。 2007,6,4
↑にこんなことを先に書いたのに、ほったらかしですみません。

総勢7名 だいたいの歳で、40歳(私)1名 50歳1名 60歳2名 70歳オーバー3名 という、ちとツラい書店組合福山支部の熊本・大分方面の旅行に行ってきました。
 
[日曜]
新幹線と由布?号とかいうのを乗り継いで日田へ、そこからは9人乗りのタクシーで移動という贅沢な行程。
ちょっと怪しいすっぽんの健康食品のとこで昼飯食べて、日田の町を散策、サッポロビールの新九州工場でビール飲んで、黒川温泉へ。噂どおりの落ち着いたわびさびの宿。
コンパニオンさんがいなくて酔い潰れる人もいないという経験のない宴席、料理はとても美味しい。

[月曜]
去年の秋にできた夢吊り橋というのを渡って、あとは湯布院を散策。中年以降の男だけで、どうしろというんだという感じではありましたが、することがないので、大量に土産を買ったりして、それなりに楽しめました。

[由布院でお薦めのお土産]
駅から由布岳に向かって右側にある、赤司菓子舗 の流し羊羹とスイートポテトにあんこが入った焼き菓子。観光地でも土産は、こういう和菓子屋さんで買うに限ります。下調べして言ったわけではないのだけど美味しい物を探しだす自慢の嗅覚で発見。
あとは湯布院民芸館の中の売店で見つけた輪ゴム鉄砲(530円)が子供に大うけ。これはどこにでもありそうなものだけど、焼き杉みたいでよくできてる。

で、ご年配の同業者さんとの旅行がどうだったかというと、昔の福山の書店事情も聞けて楽しめる旅行でした。新参者で若輩者なので、気づかいの人をしないわけにもいかずで疲れましたけど。
  

子育て本。 2007,6,2
書いてあることがわかってるようなような気がして手にとってなかった三浦展著『格差が遺伝する!子どもの下流を防ぐには』と齋藤孝著『教育力』を知り合いの先生から注文を受けたのでパラパラと読んでみた。

三浦展さんのは、やはりタイトルばかりが刺激的で、読者をあおる結論が先にあって、それ用の統計を後付けしたような感じ、
龍宮亭さんも言うとおりの大したことのない、あまりお薦めとはいえない本。

齋藤孝さんの本は親より先生向けの本なのだけど、最初に書いてあった『教育の根底にあるのは、あこがれの伝染である。』というのは、言い得て妙。
心引かれるものがないのに、勉強しろ、努力しろ、と親が言って上手くいくのはせいぜい中学にあがるまでで、それから先はあこがれの実現という目標が必要というのに納得。
そのためには、伝染させてくれる先生なり友達なりがいる環境においてやるのが親ができることということになり中学入試肯定になるかな。

自分のこと、昔を思い出してみると、憧れを伝染させてもらえる環境にはいたのだけど、ひどく怠け者なのと、家の商売をするのも悪くないかな。というのが抗体になって、憧れが伝染しなかったみたい。

本屋が子供にさせたい仕事ではなくなってきたので、余計、子供の教育に関心がでてきたのかもしれない。